1.血行不良
血行不良、むしろ頭皮が青白くなるのでは?と思った方も多いはず。
確かに、入浴などで血行が良くなると、一時的に肌は赤らむことも。
けれど、本来は白っぽくあるべき頭皮が慢性的に赤いとしたら、むしろ血行不良によるうっ血によるものだと考えられるのです。
血行不良の要因としてよく言われるのが、乱れた生活習慣。
喫煙、過度の飲酒、運動不足、眼精疲労…などで、血流が滞るのです。
2.皮脂の過多・過少
頭皮が赤い原因の一つとして、皮脂の過多・過少も考えられます。
皮脂とは、頭皮の毛穴から分泌される油。
皮脂の分泌がもともと多かったり、洗髪が足りずに皮脂が蓄積することで、脂漏性皮膚炎という炎症を起こす場合があります。
この炎症こそ、頭皮の赤みの原因になり得るもの。
また、皮脂が少なすぎても、頭皮が赤い状態になることがあります。
それは乾燥性湿疹と呼ばれる炎症。
皮脂が少なくなり過ぎることで頭皮が乾燥し、紫外線などの影響を受けやすくなり、湿疹が出てしまうことがあるのです。
つまり、皮脂の過多も、皮脂の過少も、赤い頭皮の原因になり得るのです。
3.ニキビ
もし頭皮に赤いぶつぶつができているなら、それはニキビかもしれません。
ニキビは顔にできるものと思い込みがち。
けれど、頭皮にできることも少なくありません。
ニキビができるメカニズムとしては、肌のターンオーバー(新陳代謝)の乱れによる毛穴の詰まりや、皮脂の過剰分泌が考えられます。
皮脂の過剰分泌が起きている場合は、先ほどお伝えした脂漏性皮膚炎に繋がることも。
4.かぶれ
頭皮が赤い原因の一つとして、接触性皮膚炎いわゆるかぶれも考えられます。
かぶれとは、刺激性またはアレルギー性の物質が肌に直接触れることにより起こる炎症。
もしかすると、普段のシャンプーや頭皮・ヘアケア用品が、肌に合っていないのかもしれません。
敏感肌の人が洗浄力の強いシャンプーを使うことで、かぶれを起こすことが。
また、シャンプーに含まれている特定の成分にアレルギーがあった場合も、やはりかぶれを起こしてしまいます。
ほかに、パーマの際の物理的な刺激、カラーの化学剤の刺激によって、かぶれを起こすこともあるので、最近パーマやカラーをした方はこうしたかぶれが赤みの原因になっているかもしれません。